解熱剤・鎮咳薬などの出荷制限に伴う処方日数短縮のお願い
新型コロナウイルス感染症第7波のピークアウトの兆しが見えません。お盆での帰省や行楽で人流が増えたことによる更なる感染者増が見込まれます。
以前のブログでカロナール(アセトアミノフェン)の供給不足による処方制限のお話をしました。残念ながら状況の改善はなく、現在も処方制限が続き当院の門前薬局での在庫は僅少です。それに加え、アスベリンやメジコンなどの鎮咳剤、ムコダインなどの去痰剤などのコロナ感染症で最もつらい咳症状をおさえる基本薬までが出荷制限に入りました。状況としては解熱剤よりも深刻で、計算上は門前薬局の内服は今週中に底をつきます。
そこで、皆様にお願いです。少しでも多くの方が、最も症状が辛い時期に内服薬をつかえるようにこれらの内服薬の処方日数を通常よりも短縮させてください。具体的にいうと、コロナの症状がもっとも強く出るのは3日間程度なので、それに1日分を追加した4日分とさせてください。
また、当院や他院にて以前処方された内服があるという方は、是非とも持参願います。本来ならグレイな事(処方薬を処方された方以外が内服することは絶対に禁じられています)なので、この緊急時に限っての対応ですが、ご家族に処方されたものでもあれば持ってきて頂いても構いません。どの薬を用いていいかを指導させて頂きます。