忙しかった8月

8月が今日で終わりますが、今月は本当に忙しかった。忙しかった理由はやはり発熱外来を受診される患者さんが多かったためで、午前の外来が午後2時ごろまで、午後の外来が午後9時ごろまでかかったこともありました。発熱外来の受診者数が増えたのは第7波の影響で実際に発熱患者さんが急増したのが主因ですが、自治体・保健所での検査体制の変更も影響しています。7月までは濃厚接触者については追跡調査として保健所で検査をしていましたが、保健所が多忙を理由にこの業務を放棄してしまい、濃厚接触で検査を受けたい患者さんが医療機関に流れてしまったことも影響しています。

この1か月は自分自身や家族の体調にもたいへん気をつかいました。朝、目が覚めて喉が痛くない、声が出る、熱がないことを確認、そして、横に寝ている子供たちのおでこを触って熱がないを確認すると今日も1日仕事ができると安心できました。1日で10-20人程度のコロナの診断を行っていたため、検査の際にそれなりにウイルスに暴露されているでしょうし、子供たちも、まだ完全には感染予防ができない状況で保育園に通園しており、いつ自分や家族が感染してもおかしくない状況にいました。それにも拘わらず感染を免れたのは奇跡的なのかもしれません。あるいは、天性の鈍感力で自分の感染に気が付いてないのかもしれませんが・・・。

発熱外来ではスタッフたちが手際よく、患者さんを誘導してくれて開始時よりも短時間で多くの患者さんをみることができました。外来診療終了後にもHER-sysと呼ばれる大変面倒くさい登録システムがあるのですが、その登録もスタッフたちが遅くまで残ってやってくれました。スタッフにも感謝です。

昨日あたりから、発熱外来受診者が急に減り出しました。抗原検査の陽性率もグンと下がっています。どうにか、やまは乗り切ったようですが油断せずにいきましょう。