ワクチン不足;続報

先日のブログでお知らせしたように、自治体からの新型コロナウイルスワクチンの供給が制限された状況となっております。ただし、少なくとも高齢者接種分については必ず供給するとの確約はできておりますので65歳以上の高齢者接種の方は安心してお待ちください。なお、60-64歳のかた、基礎疾患があるかたの接種については市からの指示にて新規予約は停止しています。さらに若い方へのワクチン接種については全く目途は立っておりません。

この急激なワクチン供給の不足が起こった原因については様々な憶測が流れております。一部の大企業や大学がワクチンを必要以上に受注して貯めこんでいるというものもあります。さらに、その中には職員数の20倍のワクチンが発注し、その企業の職員だけではなくその上客や取引先を優先して接種が行われているという話も聞こえてきます。もし、それが本当だった場合、税金で賄われたワクチン接種が企業活動に利用されたことになり、重大な倫理違反となります。こういった噂は、おそらくは根も葉もない憶測で、そういった事実はないと願いたいものです。

ただ、こういった話が出ている以上は国・県・市には現在のワクチンがどう流通していったかを説明する義務があるかと思います。我々、医療機関はワクチン使用に際してはV-sysというシステムを用いてどのワクチンが誰にいつ使われたかを詳細に国に報告しております。このシステムを用いればその調査は容易に可能なはずです。

森友とか加計学園とかの構図と今回の職域ワクチン接種の構図がどうもダブってしまうというのは、私の考えすぎでしょうか?とりあえず早急な解決を望みたいところです。