新型コロナウイルスワクチンの情報 その2 有効性について

先日は新型コロナウイルスワクチン『コミナティ』の作用機序についてお話ししました。今回は、その有効性について説明します。

新聞やネットニュースではワクチンの有効性は95%だとされています。この『95%』とはどういう意味でしょうか?100人注射したら95人は感染しないが5人はコロナに感染するという意味でしょうか?一見いいような気もするが、5%すなわち20人に1人は感染してしまう!これじゃ全然ダメじゃんということになります。

この95%はそういう意味ではありません。感染する可能性を95%下げたという意味です。コミナティが承認される根拠となった臨床試験があります。この試験では36523人の方を、コミナティを打つグループと偽薬(生理食塩水)を打つグループにくじ引きで分けてその後のコロナの罹患率をみています。その結果、コミナティを打った人たち18198人中のうち以後にコロナに罹患した人は8人(0.043%)、逆にプラセボを打った人たち18325人中で後にコロナに罹患した人は162人(0.884%)にでした。すなわち、コロナにかかる可能性を0.884%から0.043%に低下させたということになり、罹患する可能性が(1-0.884/0.043)×100=95%下がったという意味なのだと思います(厳密にいうと違うかもしれません)。分かりにくいので、1万人の町で置き換えてみます。この町ではワクチンを打ってないひとは88人がコロナになるところを、ワクチンを打てば4人になる。84人の人がワクチンの効果で感染しなくなるので84/88=0.95 95%のリスク軽減になるという意味です。ちなみにインフルエンザワクチンの有効性は60%程度ですので両者を比較するとインフルエンザワクチンは頼りないですね。ただし、両者は(通常は)罹患率が桁違いなので簡単には比較できません。

また、コロナワクチンには感染した際には症状軽減という効果もあるようです。実際にワクチン接種後感染患者では死亡率の大幅な減少もみられています。

これだったら打ちたい気持ちになりますよね。でも、でも、副反応が・・・ということですね。

次回は副反応についてまとめてみます。