インフルエンザワクチン受付終了

更新をサボっている間に、季節はもう秋です。紅葉前線も南下しつつあり、クリニックのもみじも赤くなってきました。

受付しておりましたインフルエンザワクチンですが受付は終了しました。今年度はワクチンの流通量が例年より3-4割程度少ないため、希望されているかたでもお断りせざるを得ず申し訳ございませんでした。

流通量が少ない原因として、メーカー側は①ワクチンの材料調達がうまくいかなかった。②品質がいいものが作れず国の検定に落ちた。と説明しています。一般の工業製品ならば『まぁ、しょうがないな。』で終わらせるのでしょうが、国民の健康をまもるワクチンの場合はそれでは済まされません。普段は、どうでもいいことを追求・報道しているマスコミも今回の件は全くスルーで、いろいろと勘ぐってしまいます。

ワクチン製造は困難で、それほど利益が上がるものではないようです。このため、ある程度は国がワクチンメーカーを保護して支えてあげなければなりません。何に使われるが分からないお金を各家庭にバラまくよりはこういった国民の命をまもる地味な産業に投資することが必要なんだと思います。