発熱・かぜ症状の患者さんの受診方法について
新型コロナ肺炎ですが、少なくとも西濃地区では大規模な流行には至っておらず、どうにか踏みとどまっております。しかしながら、お隣の愛知県では100人を超える感染者がでて、高齢者を中心に犠牲者もでております。当地域と愛知県との人やものの流れを考えると、当地区での流行も差し迫った段階であると考えます。
当院では、現在まで発熱やかぜ症状患者さんは駐車場での車内待機や別室待機をしてもらうことで院内感染のリスクを最小限にとどめる努力をしてまいりました。しかしながら、病院のようにたくさんの診察室や出入口がある施設ならば発熱患者さんの完全な隔離が可能ですが、当院のような小規模施設では残念ながら、それは不可能です。しかし、当院の様な施設でも完全隔離を行える方法があります。それは、発熱患者さんを専用の時間帯を設けて入れ替わり入れ替わりで診察する方法です。時間的隔離と呼ばれる方法で、院内感染のリスクを最小限にし、さらに医療スタッフも最小限の人数で最大限の装備で診察することで医療者側への感染も予防ができるメリットもあります。
以下、具体的な受診方法をお知らせさせて頂きます。
対象患者さんは?
①37.5度以上の患者さん全員
②発熱はないが、咳、喉の痛み、鼻汁などが長く続いている。
どうやって?
まず、当院(0584-74-0170)にお電話でご連絡ください、スタッフより指示を出させて頂きます。その際に携帯電話の番号を教えてください。
直接、受診された場合は受付にて指示を出させて頂きます(なるべく直接受診は避けてください)。
ご連絡を頂いた日の11:30もしくは18:30までに、当院駐車場にお越し頂き、車内でお待ちください。自転車や徒歩で受診された方は隔離室にてお待ちください。その日に連絡を頂いた順番で診察させて頂きます。順番になりましたらば携帯電話に連絡させて頂きますので院内にお入りください。
この外来では、スタッフが手袋やゴーグル、必要に応じて防護服を着用させて頂きます。ご不快な思いをされる方もおられるかもしれませんが患者さん自身やスタッフを守るためですのでご了承ください。
なお、受診希望される段階で以下の様な場合は、帰国者・接触者相談窓口(西濃保健所)で相談して指示を受けてください。
①37.5度以上の発熱が4日間以上続いている。
②咳症状が強く、呼吸苦を伴っている。
③2週間以内に海外渡航歴がある。
④新型コロナウイルス感染症患者さんと接触があった。もしくはあったかもしれない。
この受診方法の変更は、発熱・かぜ症状の患者さんご自身を守るだけではなく、いつも当院を利用されておられるかたの健康をも守ります。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。