5月8日以降の発熱外来について 変わることと変わらないこと

報道等でご存知のとおり、令和5年5月8日から新型コロナ感染症は2類から5類へ格下げされます。扱いとしては季節性インフルエンザと同等になります。2類感染症の時の様に保健所への届け出は不要(集計はするので我々の負担は残ります)となり、自宅安静も法的には不要です。ただし、学校では発症後5日間かつ解熱後1日の自宅待機が必要とされますし、成人もそれに準じた行動制限が望ましいとされます。

5類格下げといえども、COVID19の感染力に変化があったわけではく当院での発熱外来は時間的かつ物理的隔離を行う現状通りの方法を継続したいと存じます。一般外来終了後の午前診では11:45ごろから、午後診では18:45ごろから発熱外来を設けます。従来通り、電話での予約制になります。

発熱外来で変化があるのは検査などで患者さんの負担が増えることです。いままではコロナウイルスの抗原検査やPCR検査はすべて公金で賄われましたが、これが保険適応となります。抗原検査の場合、3割負担ならば900円程度の負担増になります。また、コロナ感染症確定後に不要だった薬剤や診察料も保険適応となり負担増になります。普通の風邪やインフルエンザ罹患時と同じような負担になっていきます。

それともう一つ変えていくのは、我々の対応でいままではPPEといわれる防御服やフェイスシールドをしていましたが、エビデンスが薄いと判断し、手袋の装着とアルコール消毒のみとさせて頂きます。

少しづつではありますが、コロナ禍前の状況にクリニックを戻していきたいと思います。