新型コロナウイルスワクチン1回目接種してきました。

当初は3月に予定されていた医療従事者のワクチン接種の順番が回ってきましたので先週末に接種してきました。受診制限がない発熱外来を設置して、1日5-6人を診察し、PCR検査や抗原検査も行い、現在までに数人の陽性患者さんを診断している我々の施設でもこの順番でしたので、如何にワクチン供給がうまくいっていないかが分かります。

接種の注射自体は、さほど痛くはありません。インフルエンザワクチン皮下注では、液体が皮下を拡がるときの痛みがありますが筋注ではなにも感じません。会場ではびっくりするほど何事もなく終わります。接種部の局所痛は、その日の就寝前ぐらいから出てきました。翌日も1日痛みが続きました。ただし、慢性的な肩関節周囲炎(四十肩いやもう五十肩)に悩まされている私にとっては心地よい痛みでした。

全身倦怠感も若干感じました。ただし、これは急激に気温が上がり、黄砂が舞っている日に子供たちに付き合って公園までいったせいかもしれません。自分はインフルエンザワクチンの次の日も同じような症状がでるので体質的なものかもしれません。

最後に雑感ですが、接種会場には何をしているかよくわからない、あるいは何もしていない関係者の方々がたくさんいました。接種開始間もない段階で見学や研修の意味合いがあるのだと思うのですが、こんなに人が必要なのかと正直疑問に感じました。本当にこれだけの人数が必要というならば、わずかなスタッフでの対応が迫られる我々零細医療機関での接種は少し不安です。

クーポン券配布の際に、接種場所を集団接種会場に集中するようにミスリーディングし、これが無理と判断すると各医療機関に丸投げという失態を繰り返している行政の管理能力のなさを一市民として心配しています。でも、あの暇そうにしているおじさん・おばさん達をうまく活用していけば、きっとワクチン行政はもっとうまくいくはずだと思うのですが。。。